各処置の術式症状・不快症状
残念ながら、外科手術等において全ての術後症状を皆無とすることは不可能ですが、正確且つ短時間での効率的な手術処置によって、術後疼痛や不快症状を短期間且つ軽微に施術が可能となりました。

〇根管治療後の術後症状・不快症状
施術中の急性炎症に伴う腫脹、疼痛が考えられますが、当院では極めて少ない経験例数となっており投薬治療にて短期間で改善可能です。また根管充填後に1過性(24時間内外)の術後性の軽微な疼痛・咬合痛が発現することもありますが、極少数です。
穿孔封鎖処置並びに歯根端切除手術後に術部の再感染等によって極小数例に軽微な腫脹、排膿等が認められる事もありますが、通常は投薬後経過観察にて改善を確認されております。

〇インプラント処置に伴う術後症状・不快症状
インプラント埋入処置後の術後疼痛や腫脹等は、文献等では報告がありますが、当院では過去1000例以上の施術において、ほとんど発現を経験しておりません。短期間(2日間程度)の鎮痛薬・抗菌薬の服用で抑制可能な疼痛レベルにコントロール可能な手術を心がけております。また、術後の抜糸も顕微鏡下の正確な手術により回復が早く、3〜5日程度で可能です。
残念なことに、当院でも施術後の定期検査を怠ったり、過剰な咬合力の負荷によって約1%〜2%のインプラントフィクスチャーに骨吸収が発現いたします。その場合は、マイクロスコープを用いて生体材料を用いて周囲骨の再生を試みる処置を現在は行っております。

〇歯周組織再生処置後の術後症状・不快症状
当然の事ながら歯周組織再生処置におきましても、最小限度の侵襲(大部分は切開いたしません)にて行いますので回復が早く術後疼痛や腫脹は殆ど発現いたしません。文献等に記載のある、広範囲の切開や剥離はもはや過去の施術でマイクロスコープの導入によって過去の手術に対する常識は払拭されております。また、何よりも当院の患者さんがこの事実はよくご存じで、2回目以降の他処置に対しても不安無く施術を受けられております。

〇補綴処置に伴う術後症状・不快症状
補綴処置後では若干の咬合痛等が考えられますが、いずれも数回の咬合調整等で改善されうるもので、経過は良好です。
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